(4)ねじ部品の特性は材料選びから

■ねじ類に使われる材料の種類と特徴
分 離 名 称 鋼 種 特 徴
炭素鋼 冷間圧造用炭素鋼線
SWCH8
〜SWCH45
一番ポピュラーな材料です。炭素量が多くなるほど硬くなり、ボルト、小ねじの場合は8.8までの強度に適します
機械構造用炭素鋼材
S10C

〜S45C
ねじ用材料の一種で、引張り強さが規定されています
合金鋼 ニッケルクロム鋼
SNC415
SNC815
六角穴付ボルト、六角穴付き止めねじなど、高い強度(8.8〜12.9)の部品に使われています
ニッケルクロムモリブデン鋼
SNCM240
SNCM630
六角穴付ボルト、六角穴付き止めねじなど、高い強度(8.8〜12.9)の部品に使われています
クロムモリブデン鋼
SCM435
SCM440
六角穴付ボルト、六角穴付き止めねじなど、高い強度(8.8〜12.9)の部品に使われています
ステンレス鋼 オーステナイト系 SUS-303
被削性、耐焼付け性が向上し、自動盤用として最適です。ボルト、ナットによく使われます(18Cr-8Ni-高S)
SUS-304
18‐8ステンレスの名で知られ、ステンレス鋼の中で最も広く使用されています(18Cr-8Ni)
SUS-304J3
304に銅を添加。304とXM7との中間成分で、冷間加工のボルト、ナットに使われます(18Cr-8Ni-2Cu)
SUS-XM7
304に銅を添加して、冷間加工性の向上を図った冷間圧造用です(18Cr-8Ni-3.5Cu)
SUS-305
冷間圧造用ですが、304に比べ加工硬化性は劣ります(18Cr-12Ni-0.1C)
SUS-316
304より耐食性を向上させたものです(18Cr-12Ni-2.5Mo)
SUS-316L
316の極低炭素鋼で、316の性質に耐粒界腐食性を持たせたものです(18Cr-12Ni-2.5Mo-低C)
フェライト系 SUS-430
耐食性に優れた汎用鋼種です。建築内装材、家庭用器具、家電部品などに使われています(18Cr)
マルテンサイト系 SUS-403
高応力部品、耐熱鋼として良好です(13Cr-低Si)
SUS-410
良好な耐食性、機械加工性を持ち、刃物類に最適です(13Cr)
SUS-420J2
焼入れ状態での硬さが高く、410より耐食性に優れています(13Cr-0.3C)
銅・銅合金 電気、熱の伝導性が大きく、延びやすくて加工性に優れています。表面に酸化層ができると耐食性は低下します。酸、アルカリには強くありません
黄銅(真鍮) 延びやすく、削りやすく、深絞り加工性に優れています。メッキしやすく、金属光沢も良好です
アルミニウム 電気、熱の伝導性は銅に次いで大きく、軽量で、加工性にも優れています。酸、アルカリに侵されやすいのですが、表面処理で向上します
チタン 錆びにくくて強い上、鉄より軽いので、航空機などに多く使われます
合成樹脂 金属ほど強度はありませんが、錆びないので装飾用として利用されます。ユリヤ樹脂、ナイロン、ポリカーボネートなどが代表的です

■HOW TO集インデックスへ■