(3)錆を防ぐめっきはねじの化粧にもなる

■代表的なめっきの種類と特徴
めっきの区分・名称 めっき方法と特徴 外観の色










ユニクロ 鉄素地に亜鉛めっきを施し、化成処理によって表面に青色の皮膜をつけます。青白色クロメート、青色クロメート、光沢クロメートとも呼ばれます 青白色
クロメート 亜鉛めっき後に化成処理によって黄色の皮膜をつけます。皮膜は比較的厚く、亜鉛表面の耐食性が増し、外観の美しさが備わります。有色クロメート、黄色クロメートとも呼ばれ、弱電気関係、自動車、機械装置などで多く使われています 黄色(虹色)
黒色亜鉛 亜鉛めっき後に化成処理によって黒色の皮膜をつけます。皮膜は比較的厚く、亜鉛表面の耐食性が増し、外観の美しさが備わります。黒色クロメート、黒亜鉛とも呼ばれ、装飾用に多く用いられます 黒色
ニッケルめっき ニッケルは空気や湿気に対して鉄よりはるかに安定しているため、装飾、防食の両面に利用されます。ただし、めっき表面が空気中でわずかに変色するため、多くの場合ニッケルめっきの上に、美観を保つことができるクロムめっきを施します やや黄みを帯びた、光沢のある銀白色
クロムめっき めっきの最上層にクロムを施すもので、高度の光沢と特有の深みを有する色調が得られます。また硬度も高く、耐食性に加え、耐摩耗性、耐熱性、密着性に優れています やや青みを帯びた、光沢のある銀白色
ブロンズめっき 銅とスズの合金皮膜を施します。耐食性に優れ、平滑性に富み、主に装飾用に使われます スズが多くなると銀白色に
黒染め
(四三酸化鉄皮膜)
表面を化学的に処理して四三酸化鉄皮膜を生成させます。この皮膜は美しい黒色をしていますが、結晶粒間に多くの隙間ができるため、洗浄後に防錆油を塗布します。この防錆油が切れると防錆力はほとんどなくなります 黒色
ドブめっき
(溶融亜鉛めっき)
溶融した亜鉛の中に部品を入れ、亜鉛を付着させます。めっき層と素地との密着性が高く、曲げ、衝撃、摩擦などで剥離することはほとんどありません。高い防錆効果によって、大気中、土中、コンクリート中でも優れた耐食性を示します 銀白色

【補足説明】
◇電気めっき 電解溶液中でめっきされる物を陰極に、めっきする金属を陽極として通電させ、表面にめっき金属を析出させます。装飾、防錆、機能など様々な目的に応じた金属皮膜が比較的安価に得られます。
◇ 加熱法
 (ベーキング処理)
一般に炭素の含有量が高い鋼は、水素によって脆くなる水素脆性が起こりやすい特性を持っています。特に亜鉛めっきによる水素脆性は相当に激しく、ボルト、ナットなどでよく見られます。その対策としてめっき後に行われているのが加熱法(ベーキング処理)で、一般には摂氏180〜200度で3〜4時間程度加熱させる方法が取られています。

■HOW TO集インデックスへ■